今から、20年前、自殺未遂事件と生きていかなければならないという、気持ちのはざまにあったとき、心を落ち着かせてくれたのは、歴史であり、論語だった。
ありとあらゆる自己啓発の本を読み、生きる意味、死んでいく意味を探し求めた。
過去には、こんな苦しい思いをした人がいる。そして、どんな苦境に立たされてもあきらめなかった人がいる。
そんな本ばかりを読んで、人生を変化させようとした。
まぁ、そんなこんなで、死ににしねずに今まで生きて、今から10年前に今の仕事のスイミングスクールのコーチとなった。
だけど、給料も安いし、このまま生きていても意味ないなぁという、気持ちはいつまでも変わらなかった。
でも、そんなとき、10日間の休みが取れて、人生を捨てた場所である、愛媛県松山市に訪れた。
松山は自分にとっての最悪の場所。しかし、20年目に訪れた松山は優しかった。
人が優しかった。そこで目覚めたんだ。
このまま、死んでいくのはもったいない。
その日から、自分を変えようと思い始めた。
そこで、出会ったのが、株式投資だった。
株式投資なら、今の自分を変えられる。
でも、甘くなかった。
いくら、勉強したところで、勝てるようにならない。
株式投資に出会ってから、2年間、苦痛と苦悩の連続だった。
しかし、それもまた転機が訪れた。
苦しいばかりだったから、少し休んでみた。
投資を休んでみた。厳密にいうと、超低ボラティリティの投資にしてみた。
といっても、一日に1000円くらいは動くこともあるし、100円くらいの時もある。
そこで、心を落ち着かせてみたら、人生が急に楽しくなった。
生きることが、楽しくなった。
生きるって素晴らしいって思った。
これからは、もっと楽しんで生きようと思った。
みんなも、ふと立ち止まって、いろんなことを学んでください。
それには、論語はいいかもね。