人生に悩みに悩んで一つの到達点にたどり着いた。
悩みの種類で最たるものは、死への恐怖。
もちろん、食べるものがないというのも死への恐怖である。
餓死の恐怖は、今の日本人なら味わったことがある人は少ないだろう。
事故や災害で死ぬかもしれない恐怖。
人間は、いつどんな時に何に遭遇するかわからない、しかしその確率は今の日本では少ない。
病気になって死ぬ恐怖。
これも、遺伝的なことや確率的なものでもあるので操作できない。
誰かに殺害されるかもしれない恐怖。
誰かに極度に恨まれたり、決定的ないじめを受けてたり、ストーカーや場当たり的な殺人者に巡り合わない限り、今の日本では、殺害される可能性は低い。
ありとあらゆる死に方があるなかで、とりあえず、いま、上記に当てはまっていない場合は、本当に恐れるものは、ないってことだ。
最近、読んだ本では、年をとればとるほど、死への恐怖がうすらいでいくという。
それは、死んだ後に死んだ本人に影響を及ぼすことがもうないと知っているからだ。
もちろん、残された人には影響があるかもしれないけど、死んでしまったらもう自分にはどうしようもできないことを知っているからだ。