僕はこれから一生をかけてD4Cと、戦わなくてはならない。
自分自身の中にあるD4Cと。
もう二度とD4Cをできないと思うと、頭が狂いそうになる。
一般の方には何でそんなにD4Cに固執するのかわからないかもしれない。
D4Cは、犯罪だ。
だから、お金を払ってD4Cをやる店に行けば、D4Cをしなくてもすむのじゃないかもと考えたが、逆だった。
お店じゃなくて本当にしたくなってしまう。
だから、逆なんだ。むしろ行かないほうがいい。
映像でD4Cをするのを家で見ることでその衝動を抑えられるのではないかと思ったが、これも逆だった。
むしろ、こんなことをしても逮捕されないのかと実際にやれるのではないかと思ってしまう。
D4Cを止めるのには、ただ一つ。
手が触れたときに脳が覚えた強烈な快感を忘れるまで、触れないことだ。
簡単に言うがそう簡単じゃない。
頭の中で良心と悪心が、戦う。
疲弊するくらい戦う。
本当に疲れるくらい戦う。
実際には、脳が思い出した映像と快感を忘れるのの繰り返し。思い出しては忘れて思い出しては忘れるの繰り返し。
何百回、何千回と繰り返すとそのうち本当に忘れる。
まあ、本当には忘れていないのだろうけど、細かいシチュエーションを思い出せなくなる。
その日まで、戦うのだ。