ジョジョのありとあらゆるエピソードにおいて、一番好きなのは、運命の奴隷である。
このブログでも、ほとんど、運命の奴隷について語っている。
今日は、眠れる奴隷について語ってみよう。
運命の奴隷と眠れる奴隷は、似ているけれど違う。
ジョジョ5部の最終話近辺で、ローリングストーンズというスタンドが現れた(実際は過去談)。そのスタンドは、石がいろんな形に変形していって、形作られたものは、決して運命を逃れることができないというスタンドだ。
ボインゴのスタンドに似ているかもね。
そのスタンド使いは、しかし、石を破壊できれば、未来が変わるかもしれないと言っているのだ。
眠れる奴隷とは、その石を破壊して、新たな未来を作り出せるかもしれない奴隷という意味だ。
奴隷という言葉が否定的に使用されているが、要は、奴隷が鉄でつながれていて、身動きが取れないという比喩に対して、その奴隷が、目を覚ました時、鉄の鎖を引きちぎって未来を変えていけるかもしれないという意味だ。
僕の中で、今までは、運命の奴隷で、絶対に変えられなかった未来も、もしかしたら、変えていけるかもしれないという思いにかわってきた。
そう、僕は眠れる奴隷だ。
いまは、何も持っていない。ただ、地球上の生物を食らって、のうのうといきているだけの、どうしようもない人間だ。
しかし、眠れる奴隷が目を覚ました時、レクイエムが発動するかのようにとてつもない力が目覚める。
その覚醒の時は、近い。
しかし、まだ、今は、眠れる奴隷。
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