ジョジョブログ ディオの誓い

私たち、日本人にとって、何かに誓いを立てるっていうことは、あんまり一般的ではないかもしれません。

このジョジョでいう誓いとは、何か、神様のようなものに誓いを立てるということではなくて、ジョナサンに対して(あるいは、ダリオ・ブランド―に対して)ジョースター卿に毒薬を盛っていないということを誓ってほしいとのことです。

今となっては、ディオは完全なる悪だから、平気でうそをつくイメージですね。

だから、このシーンでも、誓いなんて簡単にできると思っていました。うそを言えばいいわけですからね。

でも、実際のディオは、髪を逆立て、まるで別人のようになって怒りました。

ここで注目したいのは、「誇り」という言葉です。

誇りとは何でしょうか。ジョナサンが言うには、ディオには誇りがあるから誓いができないというのです。

でも、誇りを辞書で調べると、誇りとは何かを名誉に思うこととあります。

一例としては、紳士の誇りというと、紳士はうそを言ったりしないし、弱いもの守るというイメージに対して、名誉に思っているからそのイメージに反することはできないと思うのが、誇りです。

でも、ここでいう、ディオの誇りとはいったい何に対しての誇りでしょうか。

うそを付けないというのが、誇りということでしょうか。

どちらにしろ、それまでの物語でも、ジョナサンに対して、無茶苦茶やっていたディオがこんなに、怒るなんてびっくりですね。

それほど、ダリオのことが嫌いだったんでしょう。

そういえば、ジョジョ第1部のアニメの主題歌にも「誇り」という歌詞は入っていましたね。

♪誇りの道を行くものに太陽の導きを 野望の果てを目指すものに生贄を♪

ここでも、ジョナサンは誇りの象徴でディオは野望の象徴ですね。

結論!

ジョジョの物語は二人の誇りのぶつかり合いから始まった!!

PS

ここまで書いてきてこのシーンがとても難しく感じました。

ディオは、このシーンで誰に対して怒っているんでしょうか。

あえて、上に書いた記事を残しますが、このシーンには、とてつもない、秘密が隠されている気がしてならないのです。

上のページのジョナサンのセリフのどれかに過剰に反応したということでしょうか。

父親に対して誓うことができないということでしょうか。

ちょっと、皆さんの意見を聞きたいです。

なぜ、ディオはこんなに怒ったのか。

だって、ここで冷静に判断していれば、ジョナサンを欺くことなんて簡単だったはず。

“ジョジョブログ ディオの誓い” への2件の返信

  1. 自分の父のせいで母親が苦労して過労死したのを目の当たりにしたディオが、父からの愛情を沢山受け取っていてディオにとっての不幸を何も知らないジョナサンに、無垢な気持ちを向けられて自分が1番嫌いな父親を庇うような言動をされたらそれは怒りますって。
    暴言暴力という毒親経験の無い幸せな家庭環境で生きてきた人間が、殴られ人権を破壊され悲しみながら生きてきた人間に「親は大切にしないとダメだよ」と言われるのはあまりにも残酷すぎます。
    この1シーンで私はジョナサンがかなり嫌いになりました。

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